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2007/11/27

春期限定いちごタルト事件 


小鳩くんと小佐内さんは恋人や依存関係にはないけれど本性をかくして小市民を目指すための強力関係にある。
小鳩くんは頭が切れすぎるため、小佐内さんは目立ちたくないためお互いを隠れ蓑にして静かに小市民的に暮らしたいとおもっています。
しかし、ふたりが小市民になりたくても探偵には事件がつきものとちょっとした事件が彼らをとりまいてしまう。

学生時代にありがちなちょっとした事件の探偵というのがよいです。
ですから殺人や凶悪犯もでてきません。
表紙のかわいらしいイラストのとおりかわいらしくコミカルな話ですが、中身はしっかりとした探偵小説。
小佐内さんの秘密は最後にちらりとでてくるだけなので彼女の過去をもう少し知りたいなぁと思いました。

2007/11/15

アナンシの血脈 


目に付いた分厚い本をさっと借りてきたので良くタイトル読まないで借りちゃったんだけれど「アサシンの血脈」という殺し屋の話だとおもってかりたら、「アナンシの血脈」。最近の私どうかしている(笑

たぶん日本ではあまり知られていない「アナンシ」という神様のお話が出てきます。

生活する中で「ああもうちょっとこうだったらいいのに」という自分を描くことはたぶん誰にもあることだと思うけれど・・・
もし理想の自分が目の前に現れたら?
それが実はきょうだいだったら?
というのが上巻。

自分の人生のなかに理想の自分がはいりこんでしまって途方にくれた主人公が追い出す為に奔走するなかで
理想の自分も分の一部と分かることによって今まであきらめたりそむけたりしていた事実を見つめることができ真実を知ることになるという話。

所々に出てくる「アナンシ」の寓話が大人の童話見たいで面白くソレに絡めたストーリー展開も良いです。
テンポがいいので上下巻一気に読んでしまいました。

「アナンシ」の話が面白かったので出てくる神話か寓話を探してみたいと思ったけれどあまりないようです残念。

2007/11/10

涼宮ハルヒの陰謀 


今更ながらアニメにはまりこりゃ小説読まなくちゃと図書館に全作予約入れたらバラバラに届いた(泣

アニメ本編の出てくる小説はアニメそのままというか、逆にノベライズなんじゃないの?という感じだったので割愛しますが。
次にきたのがこれではっきり言って意味分からん。
伏線回収の回だったようです。
つまりネタバレを先にみてしまったというか(泣

アニメでは意味不明だった「エピソード00」は小説を読んでよかったと素直に思った。
アニメの出来が良かったので続編とも思ったけれど、これだけわけわからんとアニメにするのも大変というか、それ以前にアニメのほう旨くまとめたなぁと感心する。

視点が「きょん」の小説は結構読みづらいけど頑張って陰謀まで順番に読みたいです。
ああ、「ハルヒの陰謀」はストレートすぎてなんでキョンわからないの?と突っ込んだのは古泉だけではないはずだ。

2007/11/09

イゾニスト 


最後の「イゾニスト」という単語を見るまでタイトルの「イゾニスト」の意味がわからかった。
そんな私が最後まで読んでもこの本の意味が分かるわけもなく・・・最後まできっちり読んでも何が書きたかったのかわからない小説でした。

接点のない人々が実はつながりのある人々だった。
それぞれの誰かが違う思いを抱いたある事件がある店に引き寄せられたかのようで実は引き寄せたのは事件の核心人物。
誰かが誰かを思う形は違うしを完全に理解することはできないけれど理解しようという努力はできるかも・・・
というようなそんな話なのですが・・・

文章は理解できるのに小説の意味が分からないというこまった感想です。
なんとなくメインキャラクターの設定がとっぴ過ぎてこれはSFなのかと読み始めてしまったのが良くなかったのかも。

2007/11/07

厭魅の如き憑くもの 



作者が好きなテーマで小説を次々と出している感が凄くする。
ホラー小説風推理小説というジャンルを作ろうとしているのかもしれない。

昼間でもひんやりとした山村という雰囲気も良く出ているし、そういう山村の日が暮れてしまうとなにか得体の知れないものがいるようなひたひたとした感じも好みの作風。
この作者の視点変えのトリック(と書いていいのかよくわからないけど)はなんとなく毎回納得行かないというかずるい気がする。
この作者の小説を何冊か読んでいくと「日記」「取材ノート」が本当は誰が書いているのか?という深読みしながら読む羽目になる。
そういう読み方をすると大筋よりも読者の目を背けたい所が分かってしまうので自然にこの小説のオチ(最後のオチとは違う)が見えてしまうしこまった作風だと思う。

今回は差別表現がかなり出てくるのでそういう意味では好き嫌いが分かれる作品のひとつかも知れない。
毎回思うのだけれど最後の数ページのオチは蛇足と思う。

2007/11/05

ホラー作家の棲む家 


内容はものすごく素直なホラー小説という感じです。

怪奇小説の執筆を請け負った主人公が、その怪奇小説のメインの題材に悩んでいたところ雰囲気のある「家」を発見し住むことにする。
その「家」を題材に「怪奇小説」を書き始めたらその内容と現実が入り混じってきて・・・
というようなありがちな内容。

文章自体が独特の雰囲気をだしていてホラーっ気満点です。
主人公が読んだ資料や自分の書いている小説の内容が途切れ途切れて入ってくるのでリズムが悪くて読み辛い所もあります。

雨の降る夜に読むと後ろを振り向けなくなるようなちょっと怖い感じは良くかけていると思いますが、オチがあまりよくないというか納得できない。
作中の小説の選考をしている友人がだめな小説のいちれいとして
犯人はどうしてそんな殺人を繰り返したのかと気を持たせて最後まで読んだら理由は「狂っていたから」
という小説を揚げていたけれどそれと同じような肩透かしを感じた。

2007/11/04

MURAMURA 満月の人獣交渉史 

第4回日本SF新人賞受賞作家の書いた本という先入観をもって読むと肩透かしするかも・・・

ライトノベルとしてならかなり面白い部類に入ると思う。
ちょっと複雑な家庭で育ったわりに明るく生きている女子高生が、ある事件に巻き込まれて魔獣退治をする話です。
過去の因縁など結構考えると暗くなりそうな設定をあっけらかんとした主人公が突き進む。
出てくるキャラクターも個性的で良いし、設定も世界観も面白いこれだけいいこと尽くめなのになんとなく心に残らないのは何故なんだろう。

設定が込み入っているわりには説明がされていないので少し分かりづらい表現があるところもちょっと難かな。
最初に書いたけれど、これライトノベルとして単行本でなら読んでも納得がいく。
でもハードカバーでこの値段でSFとして読むとちょっと軽すぎるかも・・・本の重量は重いけど。

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